「これ、本当に意味あるのかな」——神社参拝を9か月続けたある日、私はふと、そう思ってしまいました。
こんにちは、孔雀です。40代で借金300万円を抱え、どん底から這い上がるために神社参拝を始めた私の、1年間の記録をお話ししているこのシリーズ。第3回では、半年で借金が150万円まで減ったことをお伝えしました。
順調そのもの——そう思われたかもしれません。でも、現実はそんなに甘くなかったのです。9か月目、私は「効果がないのでは」というスランプに陥りました。 借金の減りは鈍り、毎週の参拝も「ただの習慣」になり、心が折れかけたのです。
今回は、その正直なスランプの話と、私を踏みとどまらせてくれたある宮司さんの一言についてお話しします。何かを続けていれば、誰にでも「効果が見えない」時期はやってきます。もしあなたが今、何かを続けることに疲れているなら、きっと役に立つ話だと思います。
⛩️ この記事の結論(先にお伝えします)
- 9か月目、借金の減りが鈍り(150万円→120万円ほど)、私は「参拝に効果がない」と感じてスランプに陥りました。
- 原因は「参拝すれば良くなる」という期待値の歪み。神頼みに戻ってしまっていたのです。
- ある宮司さんの「神様は背中を押すだけ。歩くのはあなたですよ」という一言で目が覚めました。
- スランプを乗り越えるには、①結果でなく行動を見る ②記録を見返す ③完璧を求めない、の3つが効きました。
【結論】スランプの正体は「効果を求めすぎた」ことだった
先に結論をお伝えします。9か月目のスランプの正体は、私が知らないうちに「参拝すれば良くなるはず」と、効果を求めすぎていたことでした。
参拝を始めた頃の私は、ただ「自分と向き合う時間」として手を合わせていました。ところが半年で借金が半分になり、手応えを感じたことで、いつの間にか「参拝=願いが叶う手段」にすり替わっていたのです。神頼みに逆戻りしていた、といってもいい。だから返済が鈍ったとき、「効果がない」と感じて心が折れかけたのです。
つまり問題は参拝そのものではなく、私の心の持ち方にありました。これに気づけたことが、スランプを抜ける転機になりました。
【理由】なぜ9か月目に「効果がない」と感じたのか
理由1:借金の減りが目に見えて鈍った
半年で150万円まで減った借金。ところが、そこからの3か月は思うように減りませんでした。半年で半分というハイペースは、ボーナスや節約の効果が一気に出た時期だったのです。そのペースが当たり前になっていた私は、減りが鈍った120万円あたりで「あれ、止まった?」と焦り始めました。
今思えば、120万円まで減っていること自体がすごい進歩です。でも当時の私は、減る「スピード」ばかりを見て、減った「事実」を見られなくなっていました。
理由2:参拝が「作業」になっていた
毎週同じ曜日に参拝する習慣は、すっかり定着していました。でも定着したがゆえに、心を込めずに手を合わせる「作業」になっていたのです。「とりあえず行っておけば大丈夫」。そんな惰性が、参拝から本来の意味を奪っていました。
理由3:「期待」が「焦り」に変わっていた
いちばん大きかったのが、これです。最初は「自分と向き合えればいい」という穏やかな気持ちだったのに、成果が出たことで「もっと早く、もっと減らしたい」という焦りが生まれていました。期待が大きくなると、それが叶わないときの落胆も大きくなる。私はその落とし穴にはまっていたのです。
孔雀のひとこと
「効果がない」と感じるときって、たいていは効果が消えたのではなく、こちらの期待が大きくなりすぎているだけなんですよね。これはダイエットでも勉強でも同じだと思います。成果が出始めた頃こそ、焦りという落とし穴に気をつけてほしいんです。
【具体例】宮司さんの一言で、目が覚めた
「神様は背中を押すだけ。歩くのはあなたですよ」
スランプの真っただ中、いつものように参拝した日のことです。たまたま境内で宮司さんと言葉を交わす機会があり、私は思わず「最近、続けても変化を感じなくて」とこぼしてしまいました。
すると宮司さんは、穏やかにこう言ったのです。
「神様は、背中を押すだけですよ。歩くのは、あなた自身です」
その瞬間、ハッとしました。私はいつの間にか、神様に「歩いてもらおう」としていた。返済も、生活の立て直しも、本当は自分の足で歩くしかないのに、参拝という習慣に結果を肩代わりしてもらおうとしていたのです。
「効果」を求めていた自分に気づいた
宮司さんの言葉で、私はようやく自分の歪みに気づきました。参拝は、私の背中を押してくれる習慣であって、願いを叶える機械ではない。歩くのは、いつだって自分自身なのだと。
そう思えた瞬間、肩の力が抜けました。「効果がない」と焦っていた自分が、少し恥ずかしくもなりました。そして、もう一度、最初の頃の気持ち——ただ自分と向き合うために手を合わせる——に戻ろうと思えたのです。
孔雀のひとこと
あの一言がなければ、私はたぶん参拝をやめ、また元の生活に戻っていたと思います。人生を変えるのは、案外こういう何気ない一言だったりするんですよね。宮司さんは覚えていないかもしれませんが、私にとっては忘れられない言葉です。
【まとめ】スランプを乗り越えた3つの工夫
宮司さんの一言で目が覚めたあと、私はスランプを抜けるために3つのことを意識しました。これは参拝に限らず、何かを続けて行き詰まったときに使える工夫だと思います。
工夫1:「結果」ではなく「行動」を見る
借金がいくら減ったかという結果ばかり見ると、ペースが鈍ったときに落ち込みます。そこで私は、「今週も参拝できた」「今週も無駄づかいをしなかった」という行動そのものを評価するようにしました。結果はコントロールできなくても、行動はコントロールできます。ここに目を向けると、心が安定しました。
工夫2:記録を見返す
第3回でお話しした返済ノートを、改めて見返しました。300万円が120万円まで減っている。スピードは鈍っても、確実に前に進んでいる。その事実を目で確認すると、「自分はちゃんとやれている」と思い直せました。落ち込んだときほど、過去の記録は力をくれます。
工夫3:完璧を求めない
毎回完璧に心を込めて参拝しようとすると、できない日に自分を責めてしまいます。だから「とりあえず行くだけでいい日があってもいい」と、自分を許すことにしました。続けることのハードルを下げる。これが、長く続けるいちばんのコツだと実感しています。
「効果がない」と感じても、続けてよかった理由
結論から言えば、あのスランプで参拝をやめなくて、本当によかったと思っています。なぜなら、スランプを越えた経験そのものが、私を強くしてくれたからです。
順調なときに続けるのは簡単です。でも、「効果がない」と感じても淡々と続けられたことで、私は「自分は逃げずに続けられる人間だ」という小さな自信を得ました。この自信は、その後の返済の踏ん張りにも、人生の他の場面にも効いてきます。スランプは、ただの停滞ではなく、続ける力を鍛えてくれる期間だったのです。
よくある質問(Q&A)
神社参拝を続けても効果を感じません。やめるべきですか?
効果を感じないときは、効果が消えたのではなく、こちらの期待が大きくなりすぎていることが多いです。結果でなく「続けられている行動」に目を向けると、続ける意味が見えてきます。私はやめずに続けてよかったと感じています。
参拝がただの作業になってしまいました。どうすれば?
無理に毎回完璧を求めず、「行くだけでいい日があってもいい」と自分を許すのがおすすめです。ハードルを下げることが、結果的に長く続けるコツになります。
スランプのときに気持ちを立て直す方法はありますか?
過去の記録を見返すのが効果的でした。進んできた事実を目で確認すると、「自分はやれている」と思い直せます。結果より行動を評価する視点も助けになります。
借金返済のペースが鈍ると不安になります。
返済ペースには波があるのが自然です。減った事実そのものに目を向けてみてください。なお返済が苦しいときは、一人で抱えず公的な相談窓口や専門家に相談することも大切です。
この記事について
本記事は、筆者自身の体験を記録した一次情報です。神社参拝による効果や借金返済の結果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。借金・債務に関する具体的な対処は、状況により最適な方法が異なりますので、公的な相談窓口や専門家へのご相談をおすすめします。
執筆:孔雀(借金300万円から1年で完済、2年目に自宅を取得した実体験をもとに発信しています)
📖 次回予告|シリーズ第5回
スランプを越え、再び前を向き始めた私。10か月目以降、返済はいよいよ最終局面へ。そして、思いがけない形で訪れた「転機」とは——。次回もどうぞお楽しみに。
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最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。もしあなたが今、何かを続けることに疲れて「意味があるのかな」と感じているなら、どうか自分を責めないでください。それは、あなたがちゃんと続けてきた証でもあります。歩くのは、いつだってあなた自身。その一歩を、私は心から応援しています。
