SNSで見かける、ぷくぷく可愛いエケベリア。お部屋のおしゃれなインテリアとして「育ててみたい!」と思いますよね。でも、「最初の一個で失敗したらどうしよう…」と、なかなか一歩が踏み出せない方も多いのでは?
ご安心ください。この記事では、多肉植物を育てて5年の筆者が、初心者でも失敗しないエケベリアの選び方と、育てやすくて人気の高い品種を厳選してご紹介します。
最初に品質の良い株を選ぶだけで、その後の育てやすさが格段にアップします。5分でサクッと読んで、あなただけの特別なエケベリアを見つける準備を始めましょう。
失敗しない!エケベリアの【最初の選び方】3つのチェックポイント
エケベリアを初めて選ぶとき、どこを見れば良いか迷いますよね。元気で美しい株を見分けるには、たった3つのポイントを押さえるだけで大丈夫です。
ポイント①:葉が肉厚で「ぷりぷり」な株を選ぶ
まず一番に見てほしいのが、葉の状態です。
健康なエケベリアは、葉に水分をたっぷり蓄えていて、触るとハリがあり肉厚です。逆に、葉がしわしわだったり、薄っぺらかったりする株は水不足や根に問題がある可能性も。全体的に葉の色つやが良い「ぷりぷり」な株を選びましょう。
ポイント②:茎が「ぎゅっと」短い株を選ぶ
次に、株全体の形をチェックします。
エケベリアは、葉が花のように重なる「ロゼット」という形が魅力です。この葉と葉の間隔が詰まっていて、茎がほとんど見えない「ぎゅっと」した株が理想的。もし茎がひょろひょろと伸びていたら、それは「徒長(とちょう)」という日光不足の状態。少し弱っているサインなので、最初の一個としては避けるのが無難です。
ポイント③:虫や傷がないか葉の裏までチェック
最後に、細かい部分の健康診断をします。
葉の付け根や裏側に、白い綿のようなものや黒い点々がないか、そっと確認してみてください。これらはカイガラムシなどの害虫や病気のサインです。また、葉に大きな傷や変色がないかも見ておきましょう。隅々までクリーンな株が、元気に育つ優良株です。
初心者におすすめ!SNSでも人気の育てやすいエケベリア5選
「選び方のコツはわかったけど、種類が多くて選べない!」そんなあなたへ。ここでは、丈夫で育てやすく、見た目も抜群に可愛い人気の品種を5つご紹介します。
① 桃太郎(ももたろう)
赤い爪とほんのりピンクに染まる葉が、名前の通り桃のように愛らしい品種。丈夫で育てやすく、日本の気候にも強いため、まさに初心者のための王道エケベリアです。
② チワワエンシス
こちらも赤い爪がチャームポイント。桃太郎より少し葉がシャープで、凛とした美しさがあります。春秋には見事な紅葉を見せてくれる、育てがいのある人気品種です。
③ ラウリンゼ
白い粉をまとったような、透明感のあるパステルカラーが魅力的。上品な雰囲気で、どんなインテリアにもすっと馴染みます。比較的、暑さや寒さにも強く頼もしい存在です。
④ 七福神(しちふくじん)
古くから日本で親しまれている普及種。どんどん子株が増えて群生する姿から、縁起が良いとされています。とにかく丈夫なので「植物を枯らしがち…」という方にこそ試してほしい品種です。
⑤ ローラ
淡いグリーンからピンクへのグラデーションが美しい、優雅な雰囲気を持つエケベリア。葉が幾重にも重なる姿はまるでバラのよう。見ているだけで癒やされること間違いなしです。
まとめ|初心者向けエケベリアの選び方と人気品種
お気に入りのエケベリアは見つかりそうですか?最初の一個を選ぶポイントを、最後におさらいしましょう。
* 選び方のコツは「葉のぷりぷり感」「茎の短さ」「虫や傷がないか」の3点
* 初心者には「桃太郎」や「七福神」など、丈夫な人気品種がおすすめ
* 品質の良い株を選べば、育てる楽しみがぐっと広がります
運命の一株に出会えたら、いよいよ育てるステップです。あなたの新しいグリーンライフが、素敵なものになりますように。
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FAQ(よくある質問)
(Q1) エケベリアはどこで買うのがおすすめですか?
(A1) 品揃えが豊富で、管理状態の良い園芸専門店や、多肉植物を専門に扱うナーセリー(生産農家)が最もおすすめです。実際に株の状態を見て選べるのが最大のメリットです。最近では品質の良い苗を扱うオンラインショップも増えています。
(Q2) 100円ショップの苗でも元気に育ちますか?
(A2) はい、育ちます。100円ショップの苗でも、今回ご紹介した選び方のポイントを押さえて元気な株を選べば、立派に育てることが可能です。気軽に始めたい方には良い選択肢ですが、品種名が書かれていないことが多い点には留意しましょう。
(Q3) 買ってきたら、すぐに植え替えは必要ですか?
(A3) 慌てて植え替える必要はありません。まずは1〜2週間ほど、新しい環境に慣らしてあげましょう。その後、春や秋の気候の良い時期に、水はけの良い「多肉植物用の土」を使って、一回り大きな鉢に植え替えてあげると元気に根を張ってくれます。